
R.シュトラウスがウィーン上流社会を舞台に、愛の戯れ、過ぎゆく時への想い、そして若い恋人たちの新しい愛を優美で豊麗な音楽で描いた、この上なく絢爛豪華な人気作を、初演100周年を記念して再演いたします。細やかな人物描写に優れたミラーの演出は、舞台を世界初演から1年後の1912年に移し、当時の聴衆が感じていた“時代の移ろい”をも作品から引き出しています。人気指揮者アルミンクが手兵新日本フィルと共に新国立劇場オペラ公演初登場、07年公演時に大絶賛のニールントが再び元帥夫人役を歌います。
<あらすじ>20世紀初頭のウィーン。元帥夫人は夫の留守中に若き愛人の伯爵オクタヴィアンと愛し合っている。オクタヴィアンは、好色なオックス男爵の婚約者で、新興貴族ファーニナルの娘ゾフィーに結納品として銀のばらを届けるが、若い2人は互いに一目惚れしてしまう。オックスはオクタヴィアンに決闘を申し込むが軽い負傷で大騒ぎ、さらに女装したオクタヴィアンからの偽りの恋文で騙され、結局ゾフィーとの婚約は破棄となる。元帥夫人も若い男女の恋を見抜いて祝福しながらその場を去る。